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2023.03.18

リフォームお役立ち情報

内窓(二重窓)とは?内窓リフォームのメリットとデメリットについて【断熱・結露・防音・防犯対策】

従来の住宅ではアルミサッシ+単板ガラスが使われており、「暖房をつけても部屋が寒い」「幹線道路沿いで車の音が気になる」などの問題がおきていました。

解決するためにはサッシの交換が効果的ですが、サッシ周辺の外壁まで解体するなどの大きな工事が必要になるため、リフォーム費用が嵩む問題が発生していました。

また、そもそもマンションでは外壁は共用部にあたるため、窓サッシの交換が出来ません。

そこで登場したのが「内窓」です。

今回は内窓についてご紹介させて頂きます。

そもそも内窓とは?

「内窓」とは二重窓やインナーサッシとも呼ばれ、既存の窓枠を利用して現在ついている窓の部屋側(内側)につけるもう一つの窓のことをいいます。

内窓を取り付けると「断熱」「結露対策」「防音」「防犯効果」などの効果が見込めます。

内窓を取り扱っているメーカーさんは 「LIXIL インプラス」「YKK プラマードU」が代表的です。

内窓を取付けるメリット

①家の断熱性が高まり、結露対策にもなる

内窓の窓ガラスの枠材には主に樹脂が利用されています。

一般的なサッシに使われるアルミ枠と比較すると、熱伝導率が1000分の1と低く熱を伝えにくいので断熱効果に優れています。

また、既存の窓内窓にできる新たな空気層が、熱の流出入を防ぎ快適な空間に保ちます。

この空気層が外気と室内の温度差を解消するため、結露を防止する効果もあり、カビやダニの発生予防にもつながるでしょう。

 
↑ サーモグラフィーで見る冬のリビングの様子

②防音効果にも優れている

既存の窓と内窓の間にできる空気層は防音効果も発揮します。

この空気層が防音壁になり、気になる音を半減してくれます。

外からの音や室内で発生した音が近隣に漏れるのを抑える役割も。

「交通量の多い道路レベルの騒音 80dB」⇒ 「今ある窓のみの場合 55dB

「交通量の多い道路レベルの騒音 80dB」⇒ 「今ある窓 + 内窓の場合 40dB

人間の耳は、音の大きさ10dB下がる音が半減したように聞こえるといわれてます。

幹線道路沿いの住宅や空港や電車の近くの住宅や室内で音楽演奏をする住宅に適しています。

③防犯性が向上する

窓を二重にするため防犯性も向上。

泥棒の侵入率の約54%からとなっております。

内窓を取付けることで2ロックとなり窓が二重のお家は侵入までに時間がかかるため、侵入をあきらめさせる心理効果もあります。

また、内窓のガラスに防犯ガラスにすればより高い防犯効果を期待できるのでおススメです。

内窓を取付けるデメリット

①窓枠部分の利用が出来なくなる

窓に小物やインテリア・観葉植物等を置いている場合、内窓を設置すると窓枠の部分がなくなるのでモノが置けなくなるので注意が必要です。

②窓の開閉に手間がかかり、掃除の手間も増える

内窓を取付けると、「今ある窓 + 内窓」になるので開閉の手間は2倍かかります。

あまり開閉しない部屋なら問題ないですが、ベランダ等に出るためのよく使う窓は面倒臭く感じるかも知れません。

また、掃除の手間も窓が二重になるので増えてきます。

③開放感が若干低下する

内窓は既存の窓枠を利用して取付けるので、今ある窓より部屋側にもう一つ窓を設置することになります。

なので、若干ですが圧迫感を感じるかもしれません。

当社で内窓を取付けた施工事例

当社で取り付けた内窓の施工事例の一部をご紹介します。

内窓の施工は1窓当たり約60分で工事が完了します。

戸建て住宅だけじゃなく、マンションにもおススメです。

事例①:騒音対策で寝室の窓に内窓を設置

お隣が祭礼の寄り合いで使っている場所で、夜中までうるさい状態で寝れないので何とかしたいとのご相談があり、内窓を3ヵ所取付させて頂きました。

 Before 

 After 

内窓リフォームの価格は?

今は補助金の関係もあり、Low-E複層ガラスの内窓がおススメ。

補助額は内窓設置のSグレードで『大:84,000円』『中:57,000円』『小:36,000円』もらえます。

LIXIL インプラス【 引き違い窓 / Low-E複層ガラス グリーン(高遮熱仕様) 】

■ 小窓【小】

幅100cm 高さ100cmまで 工事費コミコミ価格   53,000円(税込)

■ 腰窓【中】

幅200cm 高さ140cmまで 工事費コミコミ価格   80,000円(税込)

■ 掃き出し窓【大】

幅200cm 高さ220cmまで 工事費コミコミ価格 146,000円(税込)

※ふかし枠等が必要な場合は別途  ※2023年3月18日現在の価格になります

まとめ

今は国の補助金の制度(先進的窓リノベ事業)もあるので、内窓リフォームがおススメです。

内窓を設置することで断熱性も向上し、部屋が快適に過ごせるようになります。

費用面でも外窓をまるごと取り替えるのに対して、かなりお安く済むので費用対効果が高いのが内窓の特徴です。

当社のお客様でも、試しに一部屋だけ取り付けたお客様が、効果を実感されて全部の部屋に取り付けたという事例もございます。

是非この機会に内窓設置をご検討くださいませ。

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